top of page

 

Circular  Phase  No.1
2018/アルミニウム

 

Circular  Phase  No.2
2018/アルミニウム

草木も眠る頃に降りてくるふわふわしたものを捕まえる。
ぼやけている作品のイメージを物質に落とし込み、少しづつ固めていく。
光と影の間に彫刻がある。
物質の形態とそれが存在することによって生み出されるものについて表現していく。
まだ形にならないものをドローイングの集合体として展示した。

 

草木の眠る頃に
2015/アルミニウム、光、影

 

 

アルミの塊からに熱を加えていくことによってその存在を変容させていくことをドローイングとして行っている。アルミの表面は常に酸化している状態にある。私たちが通常目にする存在は厳密に言えばアルミではない。表面から熱を加えていくと、酸化アルミと純粋なアルミとの融点の差によって、表面の酸化被膜の内側だけが液体化する現象が起きる。その液体化したアルミを内部で移動させていくことによって、その存在を変容させていく。内包するエネルギーを引き出すように造形していく中でそのイメージを明快にしていくことを続けている。

bottom of page